• No.6683
  • 料理・グルメ

いのぶた鍋 (山梨県/三富地域)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/inobuta_nabe_yama_nashi.html)

山梨県は8割を森林が占め、狩猟によりジビエ料理なども食べられてきた。特に笛吹川の上流にあたる三富地域は、昔から狩猟が盛んで、いのししをよく食べていたこともあり、戦後、雄のいのししと、雌の豚を掛け合わせた「いのぶた」の飼育が奨励された。「いのぶた鍋」は、ごま味噌汁などにいのぶた肉を入れて、地元でとれた野菜やきのこをたっぷりと煮込んだ鍋料理である。いのぶた肉は獣臭はなく、さっぱりとしていて脂に甘みとコクを感じる。豚肉と比べても柔らかく、風味豊かな赤身が特徴である。さらにたんぱく質が豚肉よりも約20%多く低脂肪である。また、栄養価が高く体が温まるため、スタミナ料理といわれている。飼育に関しては豚よりも期間が長く、病気やストレスを与えないための徹底管理などがとても難しいとされる。野生種の雄いのししの捕獲に加え、神経質な性格のため人に慣れさせるための苦労もあるという。また交配させるための組み合わせやタイミングなども経験を要する。

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いのぶた鍋

2024/4/18 11:14:35 登録

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