- No.6670
- 料理・グルメ
あんびん (山梨県/峡南地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/anbin_yama_nashi.html)
「あんびん」は峡南地域の特産として、さつまいもの粉や小麦粉、角切りのさつまいもを熱湯で練った生地に、あんを包み平らにして蒸したもので、素朴な味わいが好まれている。あんを入れてから「びんた」をするように強く叩いてつくることから「あんびん」という名前がついた。米づくりに不向きな土地であったので、さつまいもやとうもろこし、小麦などの栽培が中心で、粉物の文化が発展した。とうもろこしの粉でつくられることもあるがそれは黄色となり、さつまいもの粉でつくると黒くなる。重曹などの膨張剤などは使われず、冷めたあんびんはずっしりと歯ごたえがあり腹持ちも良い。食生活の変化とともにつくる人、食べる人ともに減ったが、1996年に市川三郷町の落居小学校廃校の話が持ちあがったのをきっかけとして地元民が「伝統食をPRして町おこしをしよう」と立ち上がり、六郷町特産品加工組合を設立。地元農産物や加工品の販売と合わせ、かつての伝統食「あんびん」を復活させた。
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2024/4/18 10:44:47 登録
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