• No.6657
  • 料理・グルメ

割り干し大根のはりはり漬け (神奈川県/三浦市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_14_kanagawa.html)

三浦半島の先端に位置する三浦市に伝わる郷土料理。地域の特産品である大根を、切り干し大根より太く切った「割り干し大根」にして、醤油やだし汁などの調味料に漬けたもの。
三浦市は三方を海に囲まれた街である。冬は暖かく夏は涼しいため、一年を通じてさまざまな野菜が露地栽培されているが、とりわけ大根は日本一の生産量を誇り、国の指定産地となっている。この地域では江戸時代にはすでに大根栽培が行われていた。明治後期、三浦の在来種と東京の練馬大根を交配して生まれたのが全国的に有名な三浦大根である。大正14年から東京市場に出荷される際に三浦大根と名付けられ、特産品として全国に知られるようになった。昭和50年代、台風で三浦大根が壊滅状態に陥ったことから青首大根が栽培され始め、現在では収穫しやすい青首大根が出荷量のほとんどを占めている。ただし今なお三浦大根には根強い人気があり、直売所などを中心に販売されている。
大根になじみの深い三浦市では、大根の調理法のひとつとして古くから割り干し大根が作られてきた。割り干し大根を使った定番料理がはりはり漬けで、パリパリとした食感が楽しまれている。

2024/4/17 19:47:41 登録

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割り干し大根のはりはり漬け
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