• No.6658
  • 料理・グルメ

のらぼう菜のおひたし (神奈川県/川崎市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_15_kanagawa.html)

川崎市多摩区菅地区で約800年も前から栽培されてきたといわれる伝統野菜、のらぼう菜を使ったおひたし。
のらぼう菜は、昔は油をとるために栽培され、農家は自家用として自家採種をして作り続けてきた。生命力が強く、江戸時代の大飢饉の際には多くの人の命を救ったという。現在、神奈川県では菅地区を含む川崎市北部や小田原市で、他県では埼玉県比企郡や東京都あきる野市などで栽培されている。アブラナ科の野菜であるが、特有の苦みやえぐみが少なく、ほのかな甘みとやわらかな食感、そして花茎(トウ)を食べるのが特徴。最初に主茎を地表から約10センチの位置で深摘心すると、その後わき芽が4、5回収穫できる。地元で農業を営んでいた髙橋孝次氏が、平成12年頃にこの手法を生み出し、周辺の農家に積極的に伝授した。また、同時期に地元の農家や商工会などが力を合わせ、のらぼう菜を使ったカステラや豆腐などの商品を開発したこともあり、それまで農家の自家用であったのらぼう菜が一般にも認知されるようになっていった。
定番の食べ方がおひたしで、素材の香りと甘み、歯ざわりを楽しめるシンプルな一品である。

2024/4/17 19:48:44 登録

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のらぼう菜のおひたし

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