• No.6614
  • 料理・グルメ

からなます (千葉県/内房地域)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kara_namasu_chiba.html)

「からなます」は、イワシやおからを使ったおからの酢の物である。祭りなどの人が集まる行事や、日常食としても「からなます」は食されている。祝いのときはウサギの形につくって大皿に盛り、不祝儀に時は普通に皿に盛った。
千葉県館山市三軒町では毎年1月15日に、皆がひとつの家に集まり、疱瘡祭(ほうそうごもり)がおこなわれている。疱瘡祭でも「からなます」は定番料理として現在もなお食されている。疱瘡とは、天然痘ウイルスが引き起こす感染性のことで、約6世紀に日本に伝わったといわれている。江戸時代に日本でも定着し、流行を繰り返した。痘瘡発祥すると症状がきわめて奇異なことから「痘瘡に鬼神あり」と伝わるようになり、痘瘡の神として疱瘡神をまつる風習が広がったという。また、疱瘡の疫病をはらう疱瘡祭をおこなう風習ができたという。
行事の際にからなますを振舞うときは、大きな皿に一人分ずつ俵型に形成されている。

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からなます

2024/4/17 11:38:57 登録

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