- No.6606
- 料理・グルメ
はば雑煮 (千葉県/上総地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/haba_zouni_chiba.html)
はばとは房州産の海藻を干した「はばのり」のこと。(「はばのり」は秋に遊走子が岩などに着床し、晩秋に発芽、冬から春にかけて生育し、長さ15~25cm、幅1.5~5cmくらいの緑色を帯びた黄褐色から赤褐色のへら型の海藻になり、冬から春にかけて採集。2cmくらいに刻んで簀の子に並べ、天日で乾燥させたもの)元々アサクサノリの代用品として食べられていたが、その不恰好な外見もあってほとんどが地元の漁師によって消費された。そのため市場にはほとんど出回ることもなく、ご当地食材になった。この「はばのり」を入れた「はば雑煮」を年の初めに食べると、「1年中幅を利かすことができる」と縁起がよいと、地元の正月料理になる。
※「はばのり」は房総半島南部の鴨川市や南房総市などが産地だが、産地から離れた九十九里地域(山武郡市)や市原市で雑煮に用いられている。
※北総台地の一部(成田市や佐倉市)ではハバノリではなく、大根の葉を干した「干葉(ひば)」をふりかける家庭もある。
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2024/4/17 8:48:49 登録
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