• No.6555
  • 菓子・甘味

ぼた餅 (栃木県)

彼岸の添え物として欠かせないごちそう。牡丹の花が咲く頃の春の彼岸では「ぼた餅」、萩の花が咲く頃の秋の彼岸では「おはぎ」と呼ばれるが、栃木県内では「ぼた餅」の呼び名が一般的である。また、県内では、もち米とうるち米をつぶしたものを俵型にまるめて、あんを包んだものは、多く和菓子店等で作られたが、農作業で多忙な農家では、ご飯茶碗等に盛ったご飯の上にあんをのせただけの場合が多く、その場合も呼び名は「ぼた餅」であった。
食べる時期も彼岸以外、盆行事にも欠かせず、「盆にぼた餅、昼にうどん、夜は米の飯でとうなす(かぼちゃ)汁よ」の言葉が伝わるように、お盆にも「ぼた餅」はつきものである。

2024/4/11 15:34:27 登録

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ぼた餅

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