• No.6453
  • 料理・グルメ

鱈の子炒り (秋田県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_14_akita.html)

鱈は欠かすことのできない秋田県の冬の味覚の魚。一般的にタラコと言えばスケトウダラの卵を指すが、秋田県では真鱈の卵のことをタラコと呼んでいる。
「鱈の子炒り」とは、真鱈の卵を糸こんにゃく、ネギと共に炒りつけた料理で、真鱈の卵はスケトウダラのそれと比べると、卵粒が粗いが味がいいのが特徴だ。秋田県内では昔から冬の期間には「鱈汁」で知られるように真鱈を余すことなく食す風習があるため、生鱈子も冬の食材として重宝されてきた。秋田県のほか、真鱈が獲れる山形県でも「鱈の子炒り」、青森県では「子和え」などと称して、鱈の子を食す文化が残っている。
特に秋田では鱈の子炒りは子宝を願う縁起物として、お正月には欠かせない料理とされてきた。地域によって、ごぼうやにんじんなどの根菜類やちくわなどの練り物も一緒に炒りつけるが、真鱈の産地である由利地域では、シンプルに糸こんにゃくとネギのみで生鱈子をふんだんに使用して鱈子の風味を味わう。

2024/4/8 15:45:06 登録

アクセス 0 pt

鱈の子炒り

[次] → かまぶく

ページの先頭