- No.6449
- 料理・グルメ
柿漬け (秋田県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_8_akita.html)
「柿漬け」とはたっぷりの大根と渋柿を塩と砂糖で漬けた漬け物。
発酵文化が根づいてきた秋田県では「いぶりがっこ」や「なた漬け」など様々な漬物が伝承されてきたが、柿漬けもそのひとつ。秋田県仙北市角館町の各家庭の庭で栽培している「雲然柿(くもしかりがき)」と呼ばれる渋柿を使用して作られる。雲然柿は渋抜きして食べることもできるが、大正時代の終わり頃より、県内ではひらたけ柿や横手柿が生食として流通・浸透していったため、雲然柿は干し柿や漬け物用に使用するようになっていったと伝えられる。昔は秋の稲作作業が終わると、この雲然柿を収穫して柿漬けを仕込むのが風習だった。
大根に劣らないくらいの大量の柿を入れて作るのがおいしさの秘訣。パリパリとした食感の大根に柿のうま味成分が染み込み、ほどよい塩加減と甘さが特徴で、今でも角館地域で愛されている漬け物である。
アクセス 10 pt
2024/4/8 10:58:17 登録
[次] → てんこ小豆の赤飯