- No.6450
- 料理・グルメ
てんこ小豆の赤飯 (秋田県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_10_akita.html)
秋田の赤飯。日本の赤飯文化には地域性や食文化の特徴があり、おめでたい日やお祝い事には欠かせない料理。赤飯の由来は、赤に近い色だった米の原種である古代米(赤米)を神にお供えした名残や、赤が邪気を払うためとも言われている。江戸時代前までは、古代米を食するのが一般的だったが、技術の発展による品種改良で、現在の米に変わってきた。しかし、赤い色のご飯を神様にお供えして食べる風習は根強く残っていたため、江戸時代中期の頃、白い米を小豆で色づけしたものが赤飯として広まった。
秋田には「てんこ小豆(黒ささげ)」と呼ばれて親しまれている小豆があり、赤飯にはこれが使われる。また、一般的な赤飯と違って砂糖が入るのも特徴。てんこ小豆は一般的な小豆より色がよく出ることや、おめでたい赤飯に胴割れした小豆が入るのは縁起が悪いと嫌って、皮がしっかりとしていて割れにくい黒ささげを使った。てんこ小豆で炊いた少し紫がかったお赤飯の色は、秋田ならでは。盆正月、冠婚葬祭には必ず赤飯が作られ、また、天寿を全うした方の大往生を祝う不祝儀の際は「黒飯」と呼んで食べる風習がある。
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2024/4/8 15:26:48 登録
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