- No.6435
- 料理・グルメ
いちじくの甘露煮 (宮城県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ichijiku_no_kanroni_miyagi.html)
いちじくは、紀元前からある果物で、日本には「中国を経て長崎に伝来した」と言う説があり、また薬用として用いられていたそうである。明治時代にアメリカから桝井氏が導入し現在約8割が「桝井ドーフィン」の品種が販売されているそうである。ぷちぷちとした食感と甘みが好まれ、世界中で食されている。欧米や中東ではドライフルーツに加工されることも多い。
「不老不死の果物」ともいわれるほど栄養価が高く、食物繊維や塩分を輩出する効能があるカリウム、骨の形成に必要なカルシウム、貧血予防には欠かせない鉄分を多く含む。
宮城県での旬の時期は9月から10月にかけてで、主な産地は県南地区である。主に加工用の青いいちじく「ブルンスウィック」が栽培されており、この種を栽培しているのは、宮城県と福島県、山形県、秋田県の一部でのみである。
全国的には完熟したいちじくを生で食したり、料理に使用したりするが、宮城県では加工用が主に栽培されていることからも分かるように、甘露煮にするのが一般的である。各家庭でつくられる甘露煮は、水と砂糖とレモン汁だけでコトコト煮詰めた、シンプルなもの。かつてはたくさんつくって瓶詰などにして、ご近所や友人にふるまうことも多かった。
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2024/4/5 15:54:01 登録
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