- No.5666
- 料理・グルメ
広島菜漬けのおにぎり (広島県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_23_hiroshima.html)
おにぎりを「広島菜漬け」で巻いたもの。広島菜とはアブラナ科に属する白菜の一種といわれている。繊維が少なくやわらかで、浅漬けにすると歯切れがよく、ほんのり辛い風味が好まれる。9月に種をまくと12月には十分生育し、霜によりピリッとした風味が増す。江戸時代の参勤交代のときに、京都から種子を持ち帰ったのが始まりと言われ「京菜(きょうな)」と呼んでいる年配の人も多いことから、京都の「壬生菜(みぶな)」がルーツとも考えられる。茎の形状から「平茎」とも呼ばれる。「広島菜」という呼び方は昭和8年に命名された。太田川の中州にある広島市安佐南区の川内地区は肥沃(ひよく)で水はけがよく、古くから広島菜が栽培されてきた。地域特有の野菜として、長野県の野沢菜・九州の高菜と共に日本三大漬菜と呼ばれている。広島には、元々かきを販売する船が食事を提供するようになった「かき船」というものがあり、かきに合う食材として、広島菜の存在も広まった。戦後は贈答品として珍重されるように。栽培も広島市以外にも広がり、広島の重要な特産品になった。
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2016/12/27 14:33:26 登録 2024/5/6 13:38:59 更新
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