• No.5192
  • 料理・グルメ

ボルシチ (欧州/ロシア)

テーブルビートをもとにしたウクライナの伝統的な料理で、鮮やかな深紅色をした煮込みスープである。
近世以後、ベラルーシ、ポーランド、モルドバ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ロシアなどの東欧諸国に普及した。現在、東欧文化圏のほかに、中央ヨーロッパ、ギリシャ、イランや、北米在住の東欧系ユダヤ人によっても作られており、多くの国で【世界三大スープ】として好まれている。

テーブルビートとタマネギ、ニンジン、キャベツ、牛肉などの材料を炒めてから、スープでじっくり煮込んで作る。但し、スープの中身は決まっているわけではない。それ以外の具としてソーセージ、ハム、ベーコン、肉だんご、鶏肉などの肉類や魚のから揚げ、ズッキーニ、リンゴ、インゲンマメなどを使ったりもする。ボルシチの素材は地域によって異なり、特にウクライナでは地方ごとに40種類以上のバリエーションがあるが、いずれもスメタナ(サワークリーム)を混ぜて食べることと、主材料にテーブルビートを使用している点は共通している。

ウクライナ発祥の料理で、多くの東ヨーロッパ、中央ヨーロッパの国々でも人気がある。ボルシチはどろっと

した香り豊かなスープで、主な材料はビーツの根だ。牛か豚肉でだしを取るが、たいていだしに使われた肉の塊がそのまま入っており、他の主な具はジャガイモやビーツなどでんぷん質の多い野菜だ。ニンジンやピーマンを加えるものもある。料理のメインとして出すのも良いが、パンと共に前菜として食べられる事が多い。

2015/6/17 11:34:26 登録 2015/10/13 16:14:10 更新

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ボルシチ

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