• No.5023
  • 料理・グルメ

だんご汁 (大分県)

「だんご」と言いながら、なぜか生地を極太麺のようにのばした汁物!

・最大の特徴かつ魅力は「だんご」。太い麺のような「だんご」に、椎茸・いりこ・味噌、そして全ての具材の旨味が染みわたっている!
・大分の家庭では、だんご汁作りが冬の定番イベント!? だんごは自家製で、手でだんごを延ばすことで味が染み込みやすくなる!
・茹でただんごに、きなこをふりかけた「やせうま」も人気! だんごを汁物に入れたら「だんご汁」、きなこをつけたら「やせうま」の出来上がり!

「だんご汁」は大分を代表する名物料理で、白菜やゴボウなど具だくさんな大ぶり野菜の中に、小麦を練った平たい麺状のダンゴがはいった、あたたかい味噌仕立ての汁。汁をほどよく吸った弾力のあるモチモチのダンゴと、具だくさん野菜が魅力。
毎日、ひとつひとつ丁寧に伸ばした手作りの自家製ダンゴを使った素朴な味は、身も心もほっこりと温まる。リーズナブルな値段で味わえるのも嬉しい。大分では「だご汁」と呼ばれることも。
同じく大分名物の「とり天」や、お酒と一緒に楽しむのもおすすめ。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/dangojiru_oita.html)

大分県は台地が発達しており、米づくりに適さない土地が多く、古くから畑を基盤とした麦などの穀物栽培が盛んだった。穀物のほとんどは粉にされたため、大分県では粉食文化が各地に根づいている。「だんご汁」はその代表格である。小麦粉をこねて薄く帯状に引きのばしただんごを具材とともに、九州地方でよく食されている麦味噌、または合わせ味噌や白味噌仕立ての汁に入れていただく。
米が不足していた時代に、米の代わりに日常的に食べていた。一般的に“だんご”というと球状にしたものを想像するが、大分の場合は手で引きのばして食される。うどんよりもコシが強く、歯応えを楽しめるのが特徴である。見た目はきしめんのような形状であるが、だんごをつくる際に丸めた状態でしばらく寝かせることから“だんご”と呼ばれるようになったといわれる。その後、薄く帯状にするのは、汁で煮こむ際に味が染み込みやすくするためである。福岡県や熊本県では「だご汁」と呼ばれる。

2015/2/4 16:29:15 登録 2024/5/10 9:18:30 更新

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だんご汁

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