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甲府鳥もつ煮 (山梨県/甲府市)

鶏のモツを砂糖と醤油だけで煮込んだもの。
太平洋戦争後に蕎麦屋で考案され、飲食店の間で広まったご当地グルメで、鶏の臓物を照り煮したもの。

第5回B-1グランプリ優勝

「甲府鳥もつ煮で甲府を元気に!」を合言葉に、甲府市職員有志で活動、恋人・家族・仲間、すべての縁を「とりもつ」ことに燃えています!少量のタレを使い強火で照り煮し、水気が飛んで飴状になったタレで鳥のもつをコーティング。
絶妙な火加減とタイミングで作る、この“照り”が命なんです!(甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/torino_motsuni_yama_nashi.html)

「鳥もつ煮」とは鳥のレバー、砂肝、はつ、きんかん、ひもなどを甘い醤油のたれで煮詰めたもので、戦後まもない昭和25(1950)年頃、甲府市にある大正2(1913)年創業の蕎麦屋「奥藤本店 国母店」の二代目主人が、肉屋から「捨てられてしまう鳥のもつをどうにかできないか?」と相談されたのが始まりと言われる。当時はまだ食べ物にも不自由している時代で、安くておいしいものになるよう試行錯誤し、当時は貴重だった醤油と砂糖でこってりと煮た「鳥もつ煮」を開発した。甘じょっぱい味付けで、お酒にも白ご飯にのせてもあうと今では居酒屋や定食屋、蕎麦屋などで定番になっているほど甲府市民の庶民の味である。「もつ煮」というと長時間煮込んだ汁もの印象があるが、「鳥もつ煮」はレバーなどを少量のタレで、強火にて短時間で照り煮し、鳥もつの旨味や甘みをぎゅっと閉じ込める独特の製法である。具材にある「きんかん」もその名の由来が面白い。

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甲府鳥もつ煮

2012/11/2 19:43:19 登録 2024/4/18 8:56:20 更新

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