• No.4793
  • 料理・グルメ

長崎皿うどん (長崎県)

とろみをつけた鶏がらと豚骨のスープに、ちゃんぽん同様に豚肉や魚介、野菜といった具をからめて炒めた太麺(または揚げた細麺)の上にかける、焼きそばに類似した麺料理。郷土料理に分類される場合もある一方、「農山漁村の郷土料理百選」ではこの料理を郷土料理ではなく御当地人気料理に分類している。

細麺を揚げたパリパリした食感が特徴の長崎名物「皿うどん」。豚肉に、エビ、イカなどの魚介類、野菜、ハンペンなど様々な食材が入った、具だくさんでとろみのあるあんかけと絡めば食感、味わいともに絶妙。冬にはカキ、夏にはアサリなど、季節の食材を楽しめる店や、麺の太さが選べる店も。
鶏ガラとトンコツのミックスで濃厚なコクのあるスープや、鶏ガラのみで抽出する純粋な透明スープをベースにした店など、スープへのこだわりや調理方法も各店工夫を凝らしている。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/46_7_nagasaki.html)

「皿うどんは」全国的に知られる長崎名物の麺料理。
1899年(明治32年)に「ちゃんぽん」を考案した中華料理店『四海樓(しかいろう)』の店主・陳平順(ちんへいじゅん)が、汁なしのちゃんぽんとして作ったもので、その独自の味わいから、後年「ちゃんぽん」と並んで全国的に知られる麺料理に育っていった。
当初から伝わる「皿うどん」は、ちゃんぽんと同じ太い麺を使った焼きちゃんぽんで、近年よく食されている細いパリパリ麺に五目あんかけをかけるものとはちがう料理の側面がある。長崎の人たちは前者を「太麺皿うどん」、後者を「細麺皿うどん」としてはっきり区別している。
なお、「皿うどん」という名称は、誕生当時、麺は椀や丼などの深い器に入れるのが常識だったところ、皿で出されたことで多くの驚きを誘い、そこから付けられたものだといわれている。

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長崎皿うどん

2014/11/5 19:01:48 登録 2024/5/9 13:07:43 更新

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