- No.4573
- 料理・グルメ
ぼて茶 (愛媛県/松山地域)
松山の気候風土にマッチした「ぼて茶」は、藩政時代に松山藩主より質素倹約のおふれが出され、その実践として、藩主の女房たちが寄り合いのもてなし料理にと工夫したといわれる。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/botecha_ehime.html)
松山地域の気候風土にマッチした「ぼて茶」は、藩政時代に松山藩主より質素倹約のおふれが出た際に考案され、藩主の女房たちが寄り合いのもてなし料理にと工夫したものといわれ、高価な材料は一切使用していない。松山地域は古くから茶道が盛んだったこともあり、茶せんでお茶を泡立てるという郷土料理「ぼて茶」が生まれたようだ。丁寧に煮だした「ぼて茶」を先に塩をつけた茶せんで泡立て、その中に黒豆ごはんを入れ、具をのせて食べる。
松山市の「ぼて茶寺」の愛称で親しまれる松山市猿川原の蓮生寺では、釈迦(しゃか)の誕生を祝う花まつりの時、大勢の参拝客が名物のお茶漬け「ぼて茶」を堪能できる。参拝者への接待として提供したところ好評であったため、手づくりの胡麻豆腐や生麩の佃煮などの精進料理も添え、昭和50年代後半頃から続けられている。花まつりは毎年、釈迦が生まれた旧暦の4月8日から近い連休(ゴールデンウィーク頃)に合わせて開催されている。
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2014/7/9 11:46:14 登録 2024/5/7 11:14:49 更新
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