- No.4572
- 料理・グルメ
法楽焼 (愛媛県)
海賊料理とも呼ばれ、村上水軍が戦勝の祝いに作って食べていたと言われている。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/houraku_yaki_ehime.html)
「法楽焼」は、今治市の名物料理で、塩やごま、豆類などを炒るための平らな焙烙鍋(ほうろくなべ)を使って、日本三大潮流として知られる来島海峡の荒波で身をもまれた新鮮なタイやタコ、サザエ、エビ、ハマグリなどの魚介類を色とりどりに盛り、塩のみの味付けで蒸し焼きにするシンプルかつ大変華やかで豪快な料理。ほっくりした焼き上がりはクセになる。
室町時代、海賊が戦いに勝利した際に食べられていたと言われており、村上海賊(水軍)という名の今治市にある来島海峡を拠点に構えていた水軍が由来となっており、海賊料理とも呼ばれている。
海賊というと、金品を略奪する無法者というイメージがあるかもしれないが、平時には瀬戸内海の水先案内、海上警固、海上運輸など、海の安全 や交易・流通を担う重要な役割を果たし、戦時には小早船を巧みに操り、「ほうろく火矢」など火薬を用いた戦闘を得意とした。また、茶や香を嗜み、連歌を詠む文化人でもあったといわれている。今治市には、村上海賊ミュージアム という施設もある。
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2014/7/9 11:45:46 登録 2024/5/6 19:50:16 更新
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