• No.4570
  • 料理・グルメ

ふかの湯ざらし (愛媛県/南予地方)

宇和島地方で捕れるサメをふかといい、四季を通じて賞味することができます。その昔、漁師が釣ったフカを売り物にもならないので、酢味噌で酒の肴にしたのが始まりと言われています。
フカを茹でて水に晒すと、身が白なり締まり、淡白な味に辛味の効いた酢味噌がよく調和して食欲をそそります。宇和島地方では冠婚葬祭に欠かせない料理です。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/fukano_yu_zarashi_ehime.html)

「ふか」とはサメのことで、南予では1メートル前後のものがよく捕れ、種類は、イサバフカ、マブカ、ホシブカなどである。その昔、漁師が釣れた売り物にならないフカを、酢みそで酒の肴にしたのがはじまりといわれている。身は弾力があり、ヒレはコリコリと歯触りが楽しめる。朝につくり始めても完成は夕方になるというほど、下ごしらえに手間がかかり、調理する業者は限られている。淡白なフカとピリッときかせた酢味噌が調和した飽きのこない一品で、酒の肴や鉢盛料理の一品として親しまれている。
フカを食べるのは、例えば中国地方の山間部のように海に遠く、新鮮な魚が手に入らなかった地域が多いが、宇和島市では、新鮮な刺身と対等の地位を得ている。

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ふかの湯ざらし

2014/7/9 11:45:06 登録 2024/5/7 10:32:29 更新

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