- No.4502
- 料理・グルメ
レンコンのすり流し汁 (宮崎県)
その昔この地を治めていた藩主が、飢饉の際に民が飢えないように近くの池(水神さんと呼ばれる)にレンコンの植栽を推奨した。今でも、独特の歯ごたえと、糸をひくねばりとおいしさで、地元住民から「水神さんの糸引きレンコン」と親しまれている。
そのレンコンを真冬の冷たい泥にもぐって掘り出すのは、もっぱら男性の仕事で、冬の風物詩となっている。レンコンをすりおろし、だし汁と味噌で味付けしたすり流し汁は、冬の寒さにも負けない、滋養の食事として大切に受け継がれている。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/renkonno_suri_nagashi_jiru_miyazaki.html)
水沼神社のほとりにある湖水が池のれんこんは、第七代高鍋藩主秋月種成が、貧しい財政立て直しのために、当時良質の品種であった大和産のれんこんを取り寄せ、地元民にれんこんの植栽を推奨したのが始まりといわれている。今でも、独特の歯ごたえと、糸をひくねばりと美味しさで、地元住民から「水神さんの糸引きれんこん」と親しまれている。そのれんこんをすりおろし、だし汁と味噌で味付けしたすり流し汁は、冬の寒さにも負けない、滋養の食事として大切に受け継がれている。
れんこん田は、泥が深いため、胴付長靴が必須で、夏は暑く、冬は泥水が冷たい重労働である。そのれんこんを真冬の冷たい泥にもぐって掘り出すのは、もっぱら男性の仕事で、冬の風物詩となっている。れんこんを収穫することができるのは、水沼神社の限られた地区の氏子に限られている。毎年、春祭りで池の区画の割り振りが決められる。
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2014/7/8 19:50:22 登録 2024/5/13 9:42:37 更新
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