• No.4497
  • 料理・グルメ

味噌だご (宮崎県)

もろみに柚子の皮、ごま、一味唐辛子を混ぜ、丸めたものを天日で干す伝統的な保存食である。
手のひらより小さい乾燥しただご(団子)を家族で少量ずつ分け合って、ごはんの上にのせ、お茶漬けにして食されてきた。塩辛さから、食欲の無い時などに箸がすすんだという。
昔は、しょうゆも家庭で手作りされていたが、その際に出る麦や大豆のかす(残渣)の有効利用であり、昔の人の何事も無駄にしない知恵の結晶である。
作り方は各家庭で嫁に伝承されてきた。しょうゆを自ら作る人がほとんどいなくなった昨今、このみぞだごつくりを契機に原料の「もろみ」つくりを学んでいる。
現在の味噌だごは、かすの再利用ではなく、もろみのおいしさがぎゅっと詰まっている。健康志向が強まる中、発酵食品への期待にも応えうる郷土料理である。

2014/7/8 19:49:09 登録

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