- No.4496
- 料理・グルメ
めの餅あられ (宮崎県)
めの餅は、1月14日に豊作を祈願して、仏壇、墓などに飾るもので、もちを1㎝角の大きさに切り分け、枝にさしたものである。
固くなっための餅を油で揚げ、揚げた餅に醤油、きなこ、塩などを好みでふって出来上がり。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/meno_mochi_arare_miyazaki.html)
「めの餅飾り」とは南九州地方に伝わる小正月の伝統行事で、五穀豊穣、家内安全を祈願して、紅白のお餅の他に黄色、緑のお餅をついて、1月15日の朝、小鳥が起きないうちに切りとった榎木(えのき)の枝に刺して床の間や台所、軒先、仏壇や墓などに飾られる。「めの餅あられ」はこの飾り物で、「めの餅」を1月30日まで飾り、片付けるときに油で揚げてあられにした。語源は「繭(め)のもち」とされ、繭(まゆ)の豊産を祈ってかたどったものがはじまりといわれ、厄払いや農作物の豊穣、春の訪れを祝う飾りなどといわれている。
「あられ」という菓子は奈良時代に唐などからの使者に対して宮廷で出されたもてなしの食べ物だった。すでに平安時代にかきもちの一種として「アラレ餅」「玉アラレ」と称して生産されたことが「山城風土記」に見られ、江戸時代には商品として大量に生産されるようになった。あられという名前は、餅を煎るときの跳ねるような音や、小さく膨らんだかたちが、空から降ってくる氷粒の「霰(あられ)」に似ていることから付けられた。
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2014/7/8 19:48:33 登録 2024/5/13 13:22:53 更新
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