- No.4493
- 料理・グルメ
七とこずし (宮崎県)
正月七日を、都城地方では「ななとこさん」の日と言う。「ななとこさん」は子供の無事な成長を願う行事で、数え年七歳になる子供が晴れ着を着て、親や兄弟に付き添われて近所の家々を七軒回り、それぞれの家で七草を炊き込んだ雑炊をもらう。
近年では実際に七軒の家を回ることは減り、神社などでお祓いを受けてすますことが多くなっているが、その日に作る雑炊は、「ななとこずし」と呼ばれ、一般的な七草がゆとは異なる意味合いの食べ物として伝えられている。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nanatoko_zushi_miyazaki.html)
「七とこずし」は旧島津藩(きゅうしまづはん)の都城(みやこのじょう)地方に伝わる行事食。都城市では、雑炊を「ずし」という。正月の七日のことをこの地方では「ななとこさんの日」という。昔、「ななとこさん」は子どもの成長を願い、数え7歳の子どもが晴れ着を着て近所の家を7軒回り、七草を炊きこんだ雑炊(ずし)をもらうという行事で、この日につくる雑炊は「七とこずし」と呼ばれていた。一般的な七草がゆとは意味合いが異なり、大根、人参、ごぼう、白菜、もやし、せり、しいたけなどの野菜と丸もち、米などを入れてつくる。
昔は、結婚式と同じくらい、盛大にお祝いをおこなっていた。近年では7軒の家を回ることは減り、神社などでお祓いを受けてすますことが多くなっているが、現在でも神社や寺院の一箇所でおこなわれており、数軒の家から「七とこずし」をもらい、神社にお参りする。この時期は子どもたちが晴れ着を着てお参りする姿もみられる。
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2014/7/8 19:47:56 登録 2024/5/13 13:22:04 更新
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