• No.4492
  • 料理・グルメ

菜どうふ (宮崎県)

椎葉村は九州山地の中央部に位置し、かつて壇ノ浦の合戦に敗れた平家残党の追討にまつわる鶴富姫と那須大八郎の悲恋物語の伝説のある村である。食生活の中でもそのなごりとみられる京料理を思わせる珍しい豆腐料理が残っている。
季節の野菜や花を刻んだものを豆腐に閉じ込めた菜豆腐は、椎葉村に伝わる料理。お祝い事などの行事の際に、来訪された方々へ豆腐と小さなお餅を振舞う風習がある。栄養価の高い豆腐に野菜を混ぜるので、さらにバランス良く栄養が摂取できる。また、菜の花などを加えれば、季節の"旬"が感じられ、彩りも良い。
椎葉村では、菜豆腐を食べるだけでなくまじないにも使い、正月を迎えると、家の壁に串に刺した菜豆腐をかけ、その年の無病息災を祈願する。

2014/7/8 19:47:44 登録

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