• No.4489
  • 料理・グルメ

つわぶきの油炒め (宮崎県)

県南部の沿岸地帯は、温暖な気候で海岸線に沿ってつわぶきが自生している。そのつわぶき料理の1つとして日南地方でよく作られている庶民的な料理。
つわぶきは皮をむき水にさらしてあく抜きをし、たっぷりのお湯に塩を入れゆでる。ゆでたつわぶきをよく炒め、人参、油あげを加え、醤油、砂糖などで味付けして出来上がり。佃煮、和えものなど様々な料理に使われている。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tsuwa_buki_no_abura_itame_miyazaki.html)

つわぶきは、日本原産で本州の福島県・石川県以南に自生しているが、主に、九州地方など一部地域で古くから食用とされてきた。現在、山菜として出荷されているものは、宮崎県、大分県佐伯市や鹿児島県などで栽培されているものであるが、県南部の沿岸地帯は、温暖な気候で海岸線に沿って自生している。日南地方では、つわぶきは毒消しの作用が伝えられ、大正時代、北九州の炭鉱夫が食べるということで盛んに出荷された。
つわぶきは、キク科ツワブキ属の多年草であり、その外観などから石蕗(イシブキ)、または、艶葉蕗(つやばぶき)、単にツワとも呼ばれることがある。ふき(蕗)とよく似ているが、ふきが夏に葉を広げるのに対し、つわぶきは常緑性で一年中青々としており、ふきより葉が厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、茎や葉には綿毛がたくさん付いている。また、ふきのようにふきのとうは出来ず、秋から晩秋にかけて花茎をのばし黄色い花を咲かせる。
佃煮、和えものなど様々な料理に使われており、「つわぶきの油炒め」は、つわぶき料理の一つとして日南地方でよくつくられている庶民的な料理である。

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つわぶきの油炒め

2014/7/8 19:46:47 登録 2024/5/13 13:25:57 更新

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