• No.4471
  • 料理・グルメ

がね (宮崎県)

細切りにしたさつまいも、ごぼう、にんじんなどの季節の野菜に小麦粉、醤油、砂糖、水を加え混ぜ合わせ、しゃもじの上で平らにし、油で揚げたもの。
上げた姿がかにの足が出ているように見えるため、がね(かに)と呼ばれています。

サツマイモを短冊状にしたものを掻き揚げにしたもの。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/gane_miyazaki.html)

「がね」は、南九州(都城市・鹿児島県)地方などの代表的な郷土料理である。「がね」という言葉は、この地方の方言でカニを意味する。からいも(さつまいも)を細く切り、溶いた小麦粉に混ぜて揚げてできあがった姿がカニに似ているように見えることから、その名が付いたと言われており、人参やごぼう、たまねぎなどを入れるなど、それぞれの家庭で少しずつ異なり、おかずや子どものおやつとして昔からつくられてきた。
昔、からいも(さつまいも)は牛や馬の餌としてもつくられていたが、土地や気候が合うのかよくとれ、甘みがあっておいしいので、米の補いとしてたくさん栽培されていた。5月頃、畑にからいもの苗を植え、霜の降りるちょっと前に掘る。そのからいもと、ごぼう、にらを細長く切って合わせ、そば粉を入れ、醤油と砂糖を少しずつと水を入れてよく混ぜ合わせ、油で揚げてつくられていた。

2014/7/8 19:41:58 登録 2024/5/13 9:43:27 更新

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