- No.4467
- 料理・グルメ
おび天 (宮崎県/飫肥地区)
日南地方、飫肥市に古くから伝わる郷土料理です。さつま揚げによく似ていますが、飫肥の天ぷらは材料に魚肉の他、豆腐、黒砂糖を使うのが特徴です。揚げたてのアツアツを生姜醤油でいただくのが絶品です。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/obiten_miyazaki.html)
「おび天(飫肥天)」とは、宮崎県日南市飫肥(おび)地区の郷土料理で、魚肉練り製品。揚げかまぼこに分類される。
飫肥藩領であった江戸時代に領民たちによって考え出され伝わってきた料理である。もともと飫肥周辺では味噌を使う料理が多く、南西諸島からの移住者を中心に、19世紀半ばにサトウキビの栽培がはじまったことなどを背景に、味噌と黒砂糖を使う「おび天」が誕生したと考えられている。
イワシ、アジ、シイラ、サバ、トビウオ、サワラなど日向灘の近海でとれる大衆魚を、丸ごとすり身にしたものに豆腐を混ぜ、味付けに味噌や醤油、黒砂糖を加え揚げてつくる。見た目は薩摩揚げに似ているが、豆腐が入っているため薩摩揚げに比べて柔らかく、ふわりとした食感で、少し甘めで独特の味わいがある。通常、煮るなどの二次的加工を施されずに揚げたそのままで食べる。
飫肥地区では「おび天」の定食を提供する飲食店もあり、揚げたてを食べることができる。
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2014/7/8 19:40:53 登録 2024/5/13 13:23:53 更新
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