- No.4458
- 料理・グルメ
りゅうきゅう (大分県)
サバなどの切り身を甘めの醤油だれに漬けた一品。
さば、あじ、ぶりなどの季節ごとの魚の切り身をしょう油ダレ、薬味、ごまと合わせた漁師料理です。南部沿岸の地域ではご飯にのせ、茶漬けにしたものを温飯と呼んでいます。
・りゅうきゅうとは、魚の切り身にネギ・ゴマをトッピングし、タレと絡めたもの。大分では郷土料理として昔から食べられている。
・大分県内にりゅうきゅうを提供するお店は350軒以上!
・漬けと違い、りゅうきゅうは九州醤油をベースにした甘口のタレを使うのが定番。
・りゅうきゅうは、サバ・アジ・タイ・マグロなど様々な魚に対応OK! スーパーでは、りゅうきゅう用にカットされたお刺身が売られ、いろいろな魚がミックスしたタイプも販売されている。
・大分のランチタイムには、りゅうきゅう丼も定番! しかも「琉球丼」と表記するお店も多いという。ほかにも、温泉卵をのせたタイプ、お茶漬けタイプなどがあり、ランチ・おつまみ・シメの料理と、大分では様々な食べられ方をしている。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ryukyu_oita.html)
瀬戸内海に面し、豊富な魚介類に恵まれる大分県では、アジやタイ、太刀魚、イワシ、サバなど四季折々のさまざまな魚介が水揚げされる。
「りゅうきゅう」は、地元でとれた新鮮な魚を、醤油、酒、みりん、ごま、しょうがでつくるタレと和えていただく、大分県の代表的な郷土料理。一種の保存食として地元に浸透していった。
「りゅうきゅう」という名については諸説ある。大分の漁師が、沖縄(琉球)の漁師につくり方を教わり、地元に持ち帰ったことから「りゅうきゅう」と呼ばれるようになったといわれる説や、ごま和えにする料理を「利休和え」と呼ぶことから派生したという説がある。漁師たちにとってのまかない飯、また保存食として、南部の沿岸地域から大分県全域に広まった。
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2014/7/8 15:53:36 登録 2024/5/10 9:17:26 更新
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