- No.4456
- 料理・グルメ
ゆでもち (大分県)
県内には小麦粉で作るいろんな手づくりおやつがあるが、竹田市の名物と言えば「ゆでもち」。昔は田植えなど忙しい農作業の合間に食べた。
薄く平らな生地の端から端まで、あんが入っており、かじると口中に甘みが広がる。特にゆでたては香りも食感も格別。最近は大分市などのショッピングセンターでも売られる人気商品。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/yudemochi_oita.html)
かつて大分県は水捌けの悪い地域が多く、水をはる必要がある稲作に向かなかったことから、小麦の栽培が盛んだった。そういった背景もあり、粉食文化が各地で発達。さまざまな料理に小麦粉が使われる。
「ゆでもち」は「石垣もち」や「じり焼き」、「やせうま」などと並ぶ、小麦粉を使った大分県の郷土菓子。これらは子どものおやつのほか、農作業中の小昼(こびる)に食べられた。「ゆでもち」の特徴は、なんといってもその見た目にある。平たく円盤状にのばされた形状は、全国的に見ても例が少ない。なかに詰められたあんが透けて見えるほど薄くのばすことで、火の通りが早くなり調理時間も短縮できる。また、食べやすくなるため、作業の合間の間食としてもうってつけである。
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2014/7/8 15:53:08 登録 2024/5/10 12:37:39 更新
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