- No.4435
- 料理・グルメ
鶏汁 (大分県/豊後大野地方)
玖珠九重地方の郷土料理の鶏汁(けいじる)。鶏肉とゴボウ、こんにゃく、レンコン、サトイモなどを砂糖やしょうゆなどで煮る料理。
昔は盆や正月、祭りなど人が集まる時には欠かせないごちそうだった。家で飼っている鶏と、家にある野菜で作る最高のおもてなし。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/niwatorijiru_oita.html)
一世帯当たりの鶏肉年間購入量が全国トップレベルの大分県では、古くから鶏肉を使った郷土料理が食べられている。かつて鶏肉が貴重だった時代のごちそうに「鶏汁」がある。お祝いごとや客を招くことがあれば、あらかじめ飼っていた鶏をさばき、身や内臓などは「鶏めし」や「がめ煮」などに使い、残りの鶏ガラも余すことなく「鶏汁」に使ったという。
身はもちろん、鶏ガラから出汁をとるので無駄なく、素材を堪能できる。「鶏汁」に並ぶ鶏肉料理に「鶏めし」がある。これは、煮こんだ鶏肉、ごぼう、人参などを混ぜこんだ飯料理である。この「鶏めし」をつくった際に余った、身の切れ端や内臓が「鶏汁」に使われることもある。そのため、「鶏めし」と「鶏汁」はセットでつくられることも多かった。
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2014/7/8 15:46:00 登録 2024/5/10 14:12:32 更新
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