• No.4401
  • 料理・グルメ

鮑腸 (大分県/大分市)

大分市戸次地区に伝わる郷土料理。
見た目はうどんのようだが、一本のめんの長さは2メートル以上あり、この長いめんをつゆにつけて食べる。
名前の由来は諸説あるが、戦国時代、アワビ(鮑)が不漁だった時に、大友宗麟の家来が小麦粉をこねてアワビの腸に似せたものを作ったら、アワビ好きの宗麟がとても喜んだというのが最も有力。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hocho_oita.html)

古くから畑を基盤とした穀物栽培が盛んだった大分県。収穫した小麦を挽いた「地粉」は、「こねり」や「やせうま」といった料理に活用され、粉食文化の地盤を築かれた。
「鮑腸」は、小麦粉を練って細いうどん状にし、薬味を入れたつけ汁(だし汁)につけていただく麺料理。九州の戦国大名・大友宗麟(おおとも そうりん)の家来が、アワビの腸のように小麦粉を細くのばしてゆでたものを献上したところ、アワビ好きの宗麟が非常に気に入ったことが「鮑腸」の名の由来だといわれている。その後、大分の小麦の産地、戸次地区を中心に根づいたと考えられている。うどんとも異なる舌触りや食感を好む地元住民も多い。
似たような料理に山梨県の「ほうとう」があるが、この「ほうとう」が訛って「鮑腸(ほうちょう)」になって伝わったとする説もある。

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2014/7/8 15:04:20 登録 2024/5/10 15:34:08 更新

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