- No.4377
- 料理・グルメ
ヒカド (長崎県/長崎市)
ポルトガル語のヒカドからきたもので、肉などを細かく切るという意味があります。元々は、宣教師や貿易の外国人が食べ
ていた牛肉や豚肉を使ったシチューが、だんだん地元の人々に広がり、地域でとれる野菜や鶏や魚を使うようになり現在の形となりました。
だいこん、にんじん、しいたけ、さつまいも、魚(ぶり等)をさいの目に切り、煮込んで醤油で味を付け、さつまいもをおろしたものを加えとろみを付けます。体か暖まり冬によく食べられるお料理です。
ポルトガルのシチューが変化した料理。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/46_11_nagasaki.html)
1600年代の初期から長崎に伝わる郷土料理。かつて長崎にいたポルトガル人の宣教師や貿易に携わっていた人たちは、寒い時季に牛肉や豚肉を使ったシチューを食べていた。その味は次第に地元の人々の間にも広がり、のちに地域で採れる野菜、鶏、魚などを使った独自の作り方が確立されていく。現在に伝わる「ヒカド」は、それが起源といわれている。
「ヒカド」という名称は、ポルトガル語の肉などを細かく刻むという意味の単語Picadoからきている。江戸中期に料理本には南蛮料理の一つとして紹介されている。
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2014/7/8 12:56:58 登録 2024/5/9 13:11:15 更新
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