- No.4346
- 料理・グルメ
ぬた (山口県/北浦地域)
葉ねぎにタコやイカ、アサリなどを酢味噌であえたものが、山口県でも一般的なぬたとして作られていますが、江戸時代、北浦地域で捕鯨が盛んだったこともあり、おばいけ(鯨の尾の白い脂身部分)とねぎを使った食べ方も伝承されています。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/43_13_yamaguchi.html)
日本全国で食されている「ぬた」は、ねぎと酢味噌をあえたものが一般的だが、地域によって使う食材に特色が出る郷土料理である。中でも山口県の北部、北浦地域ではねぎとオバイケの取り合わせで作られることが多い。オバイケとはクジラの尻尾部分をスライスして湯引きしたもので、ゼラチン質が豊富ながらシャキシャキ、モチモチとした食感が特徴。
長門を有する北浦地域では江戸時代から捕鯨が盛んで、また部位ごとに余すことなく利用され、庶民もクジラ肉を口にする機会が多かった。そうした背景から北浦地域では、オバイケを加えた「ぬた」が生まれたという。萩エリアでは、「ねぎあえ」とも呼ばれており、地域によってはオバイケの代わりにタコやイカ、貝類などを使用することがある。
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2014/7/7 19:41:53 登録 2024/5/6 14:19:09 更新
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