• No.4272
  • 料理・グルメ

猪鍋 (奈良県)

奈良の山間部には昔から猪や鹿、熊など野生動物がたくさんおり、雑木の実などを食して人間と共存してきた。奈良には海が無く動物性タンパク源の乏しかった昔は狩猟も盛んで猪肉・鹿肉は日常的に食べられ、頭数調整にもなっていたようである。
人工林の増えた近年では野生獣が食べ物を求めて山里まで下りてきて農林産物の獣害問題が深刻化しており、今またその活用が求められている。
猪肉は臭みがあると言われるが、猟師が山で仕留めたものをその場で皮をはぎ、すぐに解体・調理することで柔らかく旨みのある肉が味わえるという。また、猪を捕獲し人工餌で飼い直すことでも肉質が良くなると言われている。
独特のにおい・味を和らげるため、味噌・ゴボウ・粉山椒などと一緒に調理されることが多い。冬場、猪鍋を食べると体が温まると言われ、帰省客や観光客をもてなす一品として欠かせない。

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2014/7/7 16:28:02 登録

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