- No.4271
- 料理・グルメ
飛鳥鍋 (奈良県)
今から千三百年の昔、孝徳天皇の時代に遣唐使が中国より牛乳を伝えたと言われています。その後、飛鳥の僧侶達が栄養補給の為に、この牛乳で鶏肉を煮て食べる術を考え出したのが飛鳥鍋のルーツといわれています。現在では、豆腐や季節の野菜を加えてボリュームたっぷりに仕立てられています。冬の寒さが厳しい奈良地方の、寒さを乗り切るスタミナ料理といえるでしょう。
高松塚古墳や石舞台古墳で知られ、かつて飛鳥京があった奈良県明日香村に伝わる郷土料理。約1400年前に中国(唐)から伝わったなど、ルーツには諸説ある。白味噌や塩、醤油などを加えた牛乳ベースのだし汁で、鶏肉や白菜、ササガキゴボウ、ネギなどの野菜を煮て食べる鍋物だ。牛乳を入れることでやさしい味わいになっている。ショウガや溶き卵に付けて食べる場合もある。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/asuka_nabe_nara.html)
「飛鳥鍋」は、鶏肉、野菜を牛乳とだし汁で煮込んだ奈良県の郷土料理である。
飛鳥時代に唐から奈良へやってきた使者が練乳に似た乳製品を伝え、孝徳天皇へ献上したところ大変喜ばれ、乳牛が宮中で飼育されるようになった。これが日本における牛乳飲用のはじまりになったといわれている。当時は貴族の飲み物だったが、僧侶たちも密かに飲むようになり、そのうち飼っていた鶏の肉を牛乳で煮て、食していたものが「飛鳥鍋」の起源といわれている。それが時代とともに庶民の間に広がったが、当時の牛乳は高価なものであったため、飼っていたヤギの乳を使っていた。昭和初期に、明日香の名物料理として地域の産品である牛乳を使った現在の「飛鳥鍋」のかたちが考案された。
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2014/7/7 16:27:41 登録 2024/5/2 8:40:59 更新
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