• No.4251
  • 料理・グルメ

あらめ巻 (三重県)

あらめは昆布の仲間で、季節の魚(いわし、さんま、太刀魚)をあらめで巻き、醤油味で煮たもの。
答志、菅島、神島などが本場。多度地方でも、昆布巻きの代わりに昔から、あらめ巻きを作ります。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/arame_maki_mie.html)

三重県には、サガラメ(アラメ)、アカモク、ヒジキ、アオノリ(スジアオノリ)、マクサ(テングサ)、ワカメなど、食用となる天然の海藻が数多くある。また、アサクサノリ、ヒトエグサ(アオサノリ)などの養殖もさかんである。
アラメは昆布の仲間で外観も昆布に似ているが昆布に比べ表面の皺などが粗いことから、アラメと呼ばれている。国内の生産量の大半を三重県が占めており、主に夏の暑い時期(7~9月)に鳥羽志摩地域(時に熊野灘沿岸)で収穫される。古くから伊勢神宮に献上されており、この地域で大切に守られてきた海藻の一つである。また、アワビ、サザエはアラメを餌にしている。
アラメには渋味があるため、海水に浸して渋味を取り、夏の収穫後から秋まで乾燥熟成させ、じっくり煮込んだり蒸して柔らかくする(柔らかくなるには4~5時間かかる。)商品化された干しアラメは20分ぐらい水に戻して旬の魚の切り身を巻き、甘辛いたれで味付けされたものが「あらめ巻き」である。
最近では刻みアラメも商品化され、アラメごはんや煮物にも応用され、京都に出荷して寺の精進料理や京都のおばんざいにも使われている。

2014/7/7 16:11:58 登録 2024/4/25 12:46:07 更新

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あらめ巻

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