- No.4221
- 料理・グルメ
ぼっかけ汁(ぼっかけ) (福井県)
炊きたてのご飯に、あつあつの汁をかけたぼっかけ。ご飯に「ぶっかける」が転じたものですがこの料理は、福井県内各地域に様々なスタイルで伝わっています。写真の坂井市のぼっかけは、ゴボウなどの根菜に油揚げ、糸こんにゃくなどを加え、削り節のダシで煮込んだものをご飯にぶっかけたものです。結婚式の最後に花嫁さんに必ず食べてもらう風習が残っている地区もあります。
「ぶっかけ汁」の意。ねこまんまの一種。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/bokkake_fukui.html)
「ぼっかけ」とは、福井県で100年以上前(大正初期)から食べられている郷土料理で、根菜や糸こんにゃくといった具だくさんの熱い汁を、炊き立てのご飯にかけて食べる料理である。熱々の汁をごはんにぶっかけ(ぼっかけ)ることから、「ぼっかけ」と呼ばれるようになったという説の他、客人に振る舞う料理で、あまりの美味しさから、帰ろうとした客人たちを追いかけて(ぼっかけて)引き留めるほどだったからという説もある。それほど地元で愛され続けている福井県を代表する郷土料理である。広く親しまれている「ぼっかけ」だが、具材や食べ方、味付けは地域によってさまざまで、おなじ「ぼっかけ」には見えないほど違いがあるといわれる。福井県北東の勝山市では、ごはんに赤いかまぼこや三つ葉の入った出汁をかけて、わさびや海苔を添えるお茶漬けのような食べ方もある。どちらもお酒を飲んだあとにさっぱりと食べられる料理である。
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2014/7/7 15:57:35 登録 2024/4/24 10:15:42 更新
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