• No.4093
  • 料理・グルメ

ホヤの酢の物 (宮城県)

色や形などから「海のパイナップル」とも呼ばれるホヤは、海底の岩礁に着生する三陸特有の原索動物。独特の香気と苦味は、一度食べたら忘れられない珍味で、晩春から初秋、特に旬の初夏を中心に、酢の物など昔から親しまれています。酢の物は最も一般的ながら、最もおいしい食べ方です。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hoyano_sunomono_miyagi.html)

三陸の沿岸部で養殖されているホヤ。養殖されているのはマボヤが中心で、カキの殻をロープにつけて下げ、ホヤの胞子をつける。それを間引きしながら3年ほど海の中で育て、水揚げをする。ホヤの生産量の8割を担っているのが、宮城県である。
ホヤは、「海のパイナップル」と呼ばれ、甘味、酸味、塩味、うま味、苦味などの五味すべてを持つ食材としても知られている。さまざまな生理機能効果が認められているタウリンやグリコーゲンのほか、亜鉛、ビタミンEやビタミンB12など栄養素も豊富である。
県では初夏になると、水揚げされたばかりのホヤが殻付き、殻をむいたむき身などの状態で市場やスーパーマーケットに並ぶ。地元の人たちは、刺身、酢の物などのほか、炙ったり、天ぷらなどにして食す。
ホヤは鮮度が重要で、時間が経つと独特のにおいが出てしまうため、産地から離れた地域に暮らす人の中には苦手意識を持つ人も少なくない。しかしながら、新鮮なホヤは潮の香りと五味をしっかりと感じることができるため、産地で食べることが推奨される。

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ホヤの酢の物

2014/7/4 19:20:15 登録 2024/4/5 15:17:14 更新

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