- No.4070
- 料理・グルメ
おくずかけ (宮城県)
だしをきかせた汁に、細かく切ったたっぷりの野菜と宮城県白石市の名産品の胃に優しいとされる白石うーめんを加え、片栗粉でとろみをつけた、あんかけ料理です。 各家庭で採れた野菜を使い、郷土色たっぷりの精進料理とされ、お盆、お彼岸の時期になると食卓に出される家庭が多いです。 また、レストランや学校給食にも出されます。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/okuzu_kake_miyagi.html)
県南地域を中心に、春と秋の彼岸やお盆の時期に食べる精進料理。法事で集まった人たちへのおもてなしの側面もある。仏前へのお供え、家庭料理として食べられている。
数種類の野菜、豆腐や油揚げ、豆麩をしいたけのもどし汁で煮込み、そこに白石温麺を加えてくず粉でとろみをつけたもの。現代ではくず粉の代わりに片栗粉でとろみをつけることが多い。県南の白石市の名産品でもある白石温麺は、そうめんよりも少し太い麺で、加工時に油を使わないので、消化に良いとされている。具材となる野菜は、その時期に採れるものが主ではあるものの、家庭によっても変わる。いずれにせよ出汁の利いた優しい味わいで、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に好まれる。
県北地域に行くと、「おくずがけ」とよく似た「すっぽこ」「のっぺい汁」と呼ばれるものがある。つくり方はほとんど同じだが、日常的に食すか、特別な時に食すかの違いがあるといわれている。
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2014/7/4 18:18:53 登録 2024/4/5 15:06:28 更新
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