• No.4065
  • 料理・グルメ

あざら (宮城県/気仙沼市)

白菜の古漬けとメヌケのあらを用いた濃厚で美味な粕汁。古くから、気仙沼地方の家ごとに秘伝ともいえる味で伝わっています。ぶつ切りにしたメヌケのあら煮に、酸味の出てきた白菜を煮たものを入れ煮立て、塩、醤油で味を調え、酒粕を加えてとろ火でゆっくり煮ます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/azara_miyagi.html)

宮城県気仙沼市では新鮮な魚がよくとれる。メヌケは特に冬になると脂がのり旬を迎える。そのメヌケのあらを使用したあざらは昔から庶民の食べ物として親しまれてきた。白菜漬けは、長期漬けこむことで発酵が進み、白菜の酸味が増した古漬けになる。この白菜の古漬けと新鮮なメヌケを酒粕で煮こむことでうま味が凝縮された料理になるという。
尚、今日メヌケの漁獲量が減り値段が高騰しているためか、最近のあざらには大衆魚である赤魚を使用することが多いという。赤魚はうま味のある出汁がよく出ること、脂がのっていることなどメヌケと同様に美味しい魚といえる。

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あざら

2014/7/4 16:14:34 登録 2024/4/5 15:51:31 更新

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