• No.4057
  • 菓子・甘味

ひなまんじゅう (岩手県)

3月3日のおひなさまに供えるひな菓子。花まんじゅう、花だんごともいわれます。岩手県内の米作地帯で作られています。
うるち米粉ともち米粉の皮に食紅等で色をつけ、中には小豆あんが入ります。木型や竹串、はし、はさみ等を使って花や柿や桃などの果物、うさぎ等の形に作ります。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_17_iwate.html)

県央地域は北上川流域で平坦な土地が多く、米、小麦、大麦、そばなどの栽培が盛んであったため、それらの粉を使った多様な料理が発達した。「ひなまんじゅう」は「はなまんじゅう」「花だんご」などとも呼ばれ、米粉でこねてあんを入れたまんじゅうを花、桃、木の葉、うさぎなどの形にしたもの。3月3日の桃の節句には「きりせんしょ」と共に供える。また地域によっては法事や彼岸の時にも供えられた。
花巻市大迫町はかつて三陸と盛岡を結ぶ街道の宿場町として栄え、江戸時代から代々受け継がれた貴重なひな人形が数多く残されている。そして桃の節句には、子供達が「おひなさん、おみせってくなんせ」と言いながら家々のひな人形を見て歩き、「ひなまんじゅう」をもらうのが風習となっていた。当時は子供や親戚に配るため、各家庭でひなまんじゅうを数多く作っていた。

2014/7/4 16:09:17 登録 2024/4/5 14:32:20 更新

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