• No.4055
  • 料理・グルメ

煮しめ (岩手県/県内全域)

手づくりの焼き豆腐とわらび、ふき、にんじん、ごぼう、しいたけなどをじっくり煮込んだ煮しめです。
行事食には欠かせない一品で、その土地の山菜等がたっぷり入ります。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_10_iwate.html)

煮しめは県内全域において、冠婚葬祭、正月、盆など人が集まる際に作る習わしがある。主な具材としては、煮崩れしないように焼き目をつけた豆腐や、にんじん、こんにゃく、ふき、しいたけ、ぜんまいやわらびなどの山菜、身欠きにしんなどを入れる場合が多い。身欠きにしんは江戸時代、北前船により運ばれ、内陸部の貴重なたんぱく源として重宝された。
煮しめの具材は地域によって異なり、奥羽山系・北上山系地域では塩蔵や乾燥させた山菜、凍み大根や凍み豆腐(高野豆腐)など保存食がふんだんに用いられる。特にぜんまいは山菜の中でも最高のものとされ、ぜんまいを切らずに煮る「ぜんまいの一本煮」も大事な行事の際に作られた。また、沿岸部ではソイやドンコ、アイナメ、ハモ(アナゴ)、鮭などの干し魚が入ることもある。

2014/7/4 16:08:05 登録 2024/4/5 13:26:39 更新

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