• No.4047
  • 料理・グルメ

そばかっけ (岩手県)

そば粉を熱湯と水でしめしてこね、薄くのして三角に切り、鍋にダイコンやネギなどの季節の野菜、豆腐と一緒に煮上げ、独特なタレでいただきます。タレはすりおろしたニンニクが入った味噌仕立てが基本ですが、ネギや山椒、くるみを入れたものもあります。そばどころ岩手県の多種多様な味わい方の中でも、挽きたてのそば粉を使った「そばかっけ」の風味は格別です。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_16_iwate.html)

岩手県北部は東からの冷風である「やませ」の影響もあり寒さが厳しく、かつては水田が少なく米が貴重だった。それを補うため古くから小麦、そば、雑穀などの生産が盛んであり、それらを粉にしたものを使う文化が発達した。「そばかっけ」は南部藩がこの地を治めていた時代から伝承される料理である。
そば粉をこねて平らに伸ばしたものを小さく三角形に切り、それをだいこんや豆腐などと一緒に煮て、にんにく味噌をつけて食べる。来客など特別な日の、体の温まるもてなし料理として親しまれてきた。かつては「かっけ」と言えばそば粉で作る黒い「そばかっけ」だったが、近年では小麦粉で作る白い「麦かっけ」のつるりとした食感も好まれている。
「かっけ」の由来は、そばを打つ際にできる切れ端=「かけら」のことであるとか、この地方の方言である「さぁ食べてください」と言う意味の「かぁ、けぇ」からであるとも伝えられている。

2014/7/4 16:02:30 登録 2024/4/5 14:31:31 更新

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