• No.4040
  • 料理・グルメ

けんちん汁 (岩手県)

小正月の行事食として、農家などでは大きい鍋にたくさん作り具を足しては煮て、小正月の間中食べました。
豆腐をしぼってくずし、油でしばらく炒めたら、野菜、山菜、きのこ及びだし汁を加えて味がしみ込むまで煮込みます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_24_iwate.html)

「けんちん汁」は、小さく切ったにんじん、大根、ごぼうなどの野菜と豆腐を油で炒め、醤油で味付けした汁物。「けんちん汁」はもともと発祥とされる神奈川県をはじめ、岩手県、大分県、茨城県などいくつかの県で郷土料理として食されているが、具材はそれぞれ異なる。岩手県では肉は入れず、豆腐を油でよく炒めてそぼろ状にするのが特徴。そのため、「けんちん汁」に入れる豆腐は、硬めの手作り豆腐を使う家庭が多かった。現在はいつでも食べられる料理であるが、昔は庭仕舞い(秋仕舞い)や、お正月に食されることが多く、特に1月の小正月(女正月)の期間中には、女性を休ませられるように大量に作り、それを温めなおして食べたと言われる。
一晩置いて温めなおすと味がしみてまたおいしい。気仙地方では地元でとれた椿油をふんだんに使い、香りよく仕上げる特徴がある。

2014/7/4 14:52:57 登録 2024/4/5 14:39:04 更新

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