- No.4035
- 料理・グルメ
きりせんしょ (岩手県)
くるみと黒砂糖のはいった饅頭きりせんしょは子供にとって最高のごちそうです。
くず米をうすでひいて、粉にしてつくったきりせんしょは堅くなっても美味しさは変わらない味を持っています。その家の味があり、作り方、味付け、形もさまざまです。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_2_iwate.html)
「きりせんしょ」の名前の由来は、昔は山椒を刻んで浸した汁で粉を練ったことから「きりさんしょう」と呼ばれ、それが転じて「きりせんしょ」となったという説があるが、昭和初期にはすでに山椒は全く使われなくなった。
県央部の水田地帯を中心に昔から食されており、行事食として大切にされてきた。祝い事(特に桃の節句)で仏壇やひな壇に供えられ、昔は桃の節句のときに、女の子と母親が一緒に作ることも多かった。また、この地域では、昼食と夕食の間のおやつのことを「こびり(小昼)」と言い、農作業の合間に腹持ちのよい米粉、小麦粉、雑穀、豆類などの食材で作られたおやつがよく食べられていた。「きりせんしょ」もそのひとつ。
盛岡市、花巻市、紫波町、遠野市などで作られており、それぞれ地域により作り方が異なるが、米粉、くるみ、ゴマを使い、味つけが砂糖と醤油であることは共通している。砂糖は黒砂糖を使うことも多い。素朴な味が特徴。
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2014/7/4 14:51:45 登録 2024/4/5 13:16:43 更新
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