- No.3948
- 料理・グルメ
大山おこわ (鳥取県/西部地域)
古来、大山は修験者の道場として知られ、修道者のための山菜を主にした精進料理が発達してきました。これは大山こわめしとも大山こわみしとも呼ばれて、大山山麗と米子周辺に見られる味付けおこわで、僧兵達の携行食だったり、木こりの厳しい労働に対応した変わり弁当だったりと様々な説があります。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/daisen_okowa_tottori.html)
「大山おこわ」は大山山麓の食材を使用した醤油味のおこわで、西部地域の郷土料理。昔、僧兵が戦場に行く時に戦勝を祈願して山鳥と山草を入れた米飯を炊き出したのがはじまりといわれ、その後祭りや祝い事のごちそうとして受け継がれてきた。明治時代には、大山寺の博労座(ばくろうざ)で春、秋に開かれていた牛馬市の際に、馬喰(ばくろう=牛馬の仲買商人)達の食事に供され、大山詣りの弁当としても親しまれてたといわれている。また、国立公園大山の山麓の地名をとって「大山おこわ」といわれるようになったのは明治以降のことで、以前は旧汗入(あせり)郡名に由来してか、「汗入(あせり)おこわ」と呼ばれていたそうだ。
昭和61年(1986年)、当時の食糧庁(ふるさとおにぎり百選審査委員会)が選定したおにぎりのなかに、「大山おこわ」が選ばれていた。
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2014/7/3 14:43:39 登録 2024/5/5 9:52:51 更新
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