- No.3872
- 料理・グルメ
ふろふき大根 (愛知県)
大根を大きめに切り、じっくりとやわらかくなるまで煮込んで、愛知の豆味噌で作った練り味噌を上にかけたもの。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/furofukidaikon_aichi.html)
愛知県は太平洋を流れる黒潮の影響もあり、年間を通して温暖な気候に恵まれる。また、木曽三川(濃尾平野を流れる木曽川、長良川、揖斐川の三つの川の総称)に代表される大きな河川や農業用水などによって、古くから農業が盛んであった。木曽川が生み出した扇状地は、砂粒が大きく、水捌けが良いため、地中で成長する根菜類の栽培に適しており、大根の生産が盛んになった。
尾張を代表する甘みの強い「宮重大根」、あま市を中心に栽培され煮物によく使われる「方領大根」、そして、長いものでは180cm以上にもなるという漬物向けの「守口大根」といった3種類の大根が、愛知県の伝統野菜に認定されている。スーパーマーケットなどの店頭でよく見かける、青首大根は「宮重大根」がルーツといわれ、「方領大根」は、関東で有名な「練馬大根」のルーツであるといわれている。
大根の名産地であることから、大根料理も非常によく食べられている。「味噌おでん」に加え、「ふろふき大根」も人気である。愛知県の「ふろふき大根」の味噌ダレは、やはり愛知県の食に欠かせない豆味噌(赤味噌)を使う。豆味噌の濃厚なコクと独特の渋みは、だし汁で甘みを増した大根によく合う。
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2014/7/2 18:14:08 登録 2024/4/25 9:04:53 更新
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