• No.3854
  • 料理・グルメ

かりもりの粕漬け (愛知県)

かりもりは、尾張地方に古くから在来するしろうり品種。清須市一場は、古くからかりもりとごぼうの産地である。特にかりもりは漬物用として有名で各家庭で、我が家風に味付けし、味自慢を競っている。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/karimorinokasuzuke_aichi.html)

かりもりおよび早生かりもりは明治時代から濃尾平野で栽培されている漬物用の白瓜の一種で、愛知県の伝統野菜に認定されている。現在は、清須市、丹羽郡大口町で主に生産されている。別名・堅瓜(かたうり)の名の通り、非常にかたい瓜のため、漬物以外で食されることはほとんどない。身がしまって厚いことから、漬物にしても歯切れの良い食感を楽しめる。
濃尾平野の南に広がる知多半島は、古くから交通の利便が良く、醸造業が栄えた地域で、最盛期には200を超える酒蔵があったという。かりもりの生産がおこなわれていた地域と近かったこともあり、これらの酒蔵から出る大量の酒粕を使った粕漬けが根づいたのではないかといわれている。丹羽郡扶桑町の特産品である守口大根とともに漬けられることもある(守口大根の酒粕漬けは「守口漬け」といい、これも名古屋名物として知られる)。
かりもりという名は、漬物にした時もカリッと食感が良く、ごはんがもりもり食べられるというところからきているという。

2014/7/2 18:08:38 登録 2024/4/25 9:39:21 更新

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