• No.3777
  • 料理・グルメ

ゆで落花生 (千葉県)

堀たての新鮮な落花生をゆでたものです。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/yude_rakkasei_chiba.html)

南米大陸のアンデス原産の落花生が、東アジアを経由して日本に入ってきたのが1706年。沖縄では栽培されていたが、明治に入り、千葉県を始めとした日本の主要産地(千葉県、茨城県、神奈川県、鹿児島県、栃木県、長崎県、静岡県など)で本格的に生産が始まった。千葉県は、明治9年(1876年)山武郡南郷村(現山武市)九十九里平野地域で試作したのが始まりとされている。明治10年当時の県令(知事)が県民に向けて栽培を奨励し、旭市を中心とした産地が広がったが、当時の品種は干ばつの影響を受けやすく次第に減少した。大正に入ってからは、八街市付近の畑地に干ばつに強い品種が中国から入り、栽培が盛んになる。現在は、北総台地を中心に全県で栽培されている。
落花生は柔らかくて水はけの良い火山灰地が栽培に適しており、富士山や箱根山の火山灰が降り積もった関東ローム層である千葉県は生産量が全国第1位で、国内の7割以上を占める。市場で高い評価を受け、加工品、料理が数多くある。「ゆで落花生」は畑から採れたての生のものからしかつくることができない(生のままの落花生は収穫した時点からすぐに硬くなり始め、味も落ちてしまうため、本当の掘りたてをすぐにゆでないとおいしくならない)産地ならではの季節の一品である。

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ゆで落花生

2014/7/2 12:34:05 登録 2024/4/17 10:57:50 更新

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