- No.3770
- 料理・グルメ
さんが焼き (千葉県/房総半島地域周辺)
「なめろう」を、よくこねてハンバーグ状に成形し、焼いた料理を「さんが焼き」と呼び、なめろうと共に親しまれてきた料理です。
アジやイワシなどの青魚を三枚におろし、ネギ、ショウガ、大葉、味噌などと混ぜてたたいて作った房総名物「なめろう」。もとは漁師料理で、おいしさのあまり皿までなめたことからこの名があるとか。ご飯の上に乗せ、お茶やダシ汁をかけていただく「まご茶」や、「なめろう」を焼いた「さんが焼き」も定番で、南房総を中心に各地の料理店や食堂で食べられる。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sanga_yaki_chiba.html)
房総半島周辺では昔からアジやイワシ、サンマなどがよく獲れた。漁師たちは獲れたての魚を不安定な船の上でも簡単に調理出来るということで、味噌といっしょに細かくたたき、「なめろう」という料理をつくった。あまりの美味しさに食べ終わったお皿までなめてしまうことからその名がつけられる。この「なめろう」を漁師は山へ仕事に行くときに、アワビのからに入れて持っていき、山小屋で蒸したり焼いたりして食べた。千葉の古い方言には、「○○の家」のことを、「○○が」という訛りがある。したがって山の家で食べた料理ということで「さんが焼き」と呼ぶようになる。
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2014/7/2 12:32:01 登録 2024/4/17 8:51:05 更新
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